♯60 【使える筋肉とは?】筋トレとパフォーマンス向上の関係を徹底解説

スポーツや競技をしていると、「筋肉をつければ強くなる」「筋トレすればパフォーマンスが上がる」と思われがちです。

しかし実際には、筋肉を大きくすることと競技パフォーマンスを高めることは必ずしもイコールではありません。この記事では、「使える筋肉」を育てるために必要な考え方について解説します。

筋トレ(ウェイトトレーニング)は、車でいう「車体を大きくする作業」に例えられます。


確かに筋肉量が増えればパワーの土台は強化されますが、それだけでは「速く走れる」「高く跳べる」「強く打てる」といった競技パフォーマンスに直結するわけではありません。

多くのアスリートにとって筋トレは基盤作りの手段であり、「競技で使える筋肉」になるかどうかはその後のトレーニングにかかっています。

筋肉をただ増やしただけでは、その力を競技動作に落とし込むことはできません。

パフォーマンス向上に欠かせない要素

パフォーマンス向上にはこれらが欠かせません!
つまり、筋肉はあくまで素材であり、それをどう動かすかを学ぶ「競技練習」が必要不可欠なのです。

プライオメトリックトレーニングとは、ジャンプや投げる動作など、筋肉を素早く伸ばしてから爆発的に収縮させるトレーニングです。


代表的な種目には以下があります:

  • ボックスジャンプ
  • メディシンボールスロー
  • バウンディング

これらのトレーニングは、筋肉を「より速く」「より強く」動員する能力を高め、競技中に必要なパワー発揮スキルの向上につながります。

🔹格闘技の例:パンチのパワーアップにメディシンボールスローを使う場合

「パンチ力を高めたい」と考えたとき、パンチの構えからそのままメディシンボールを投げるのは注意が必要です。

  • パンチとは異なる負荷がかかり、フォームが崩れる可能性
  • 手首や肩関節に不自然な負担がかかるリスク

そこでおすすめなのは、パンチを構成する“要素”を強化する使い方です。

  • 体幹の回旋 → ツイストスロー
  • プッシュ力 → チェストパス
  • 下半身からの連動 → オーバーヘッドスロー

👉 パンチに似せすぎず「要素を分けて鍛える」ことで、安全にパワーアップへつなげられます。

注意点として、プライオメトリックはあくまで「一般的なパワー発揮能力の強化」を目的とするものであり、特定の競技動作を模倣することがゴールではありません。

例えば、野球のスイングや格闘技のパンチを「そのまま」メディシンボールで再現すると

  • フォームが崩れる
  • 不自然な動きになる
  • ケガのリスクが増す

プライオメトリックは「競技練習」と「筋トレ」の間にあるトレーニングと捉え、競技動作そのものは競技練習で高めることが重要です。

使える筋肉の作り方

最終的なパフォーマンスを決めるのは、筋肉の大きさよりも「競技特異的な動きを正しく発揮できるか」です。

筋トレとプライオメトリックを上手に組み合わせ、本当に使える筋肉を育てていきましょう

※分かりやすいように「使える筋肉」といった表現にしていますが、使えない筋肉は存在しないと思います。「筋トレを行うことで、スポーツ動作で上手く行えなくなる」ケースはあると思うのでこのような表現になっています。


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